市民が考える「エネルギー政策」シンポ、6日から青森市で=G8エネ

kayosawaguchi2008-06-06

【PJ 2008年06月06日】− G8エネルギー大臣会合が青森県青森市にて7日と8日の2日間、開催される。日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアの8カ国が参加する。
2008年G8エネルギー大臣会合等 青森県協力本部ホームページで配布されているリーフレットには「エネルギー大臣会合では、省エネルギーの推進、原子力を含むクリーンエネルギーの導入、革新的技術開発に向けた国際協力など、エネルギー政策上の重要課題について議論を行い、7月の北海道洞爺湖での首脳会合の準備とします」などと概要が記載されている。

 G8エネルギー大臣会合にあわせて6日、市民団体が青森市で開催するシンポジウムでは原子力を含まない「自然エネルギー」に重点を置きエネルギー政策について議論をする。以下にその要領を記載したので、エネルギー政策に関心がある方は参加してはいかがだろうか。

 読売新聞の報道では、G8エネルギー大臣会合に参加する人のための六ヶ所村エネルギー関連施設を視察するツアーが中止された事が伝えられた。稼働準備中の「六ヶ所村核燃料再処理工場」の視察も世界最大規模の蓄電池を併設した「二又風力発電所」も、視察希望者が一人もいなかったそうだ。
 
 7月に開催される洞爺湖サミットを前に、エネルギー政策をG8がどう考えるのか、日本の市民がどう考えるのか注目すべき機会である。【了】

■関連情報
[http://www.greenpeace.or.jp/event/e20080606/view:title=エネルギー[r]eボリューション 日本シナリオ発表シンポジウム
「気候変動はこうすれば避けられる ――自然エネルギーで育む青森の明日」(6日開催) ]

開催日時:2008年06月06日 (金) 開場 18:00 18:30〜21:00
共催:グリーンエネルギー青森、環境エネルギー政策研究所、自然エネルギー市民の会
協賛:北海道グリーンファンド、気候ネットワーク
後援:2008年G8サミットNGOフォーラム
参加費:資料代500円(大学生・高校生無料)
場所:ラプラス青い森 青森県青森市中央1-11-18 JR: 東北本線青森駅下車駅よりタクシーで約5分(徒歩約25分)
バス: 国道市役所前下車徒歩約3分
お車: 青森自動車道青森中央ICでお降り下さい。青森中央ICより約10分
飛行機: 青森空港からタクシーで約30分(空港バスをご利用の時は、柳町バス停下車徒歩約3分)

連絡先:グリーンピース・ジャパン(担当:城川)
03-5338-9816(直通)
内容:
エネルギーや気候変動問題に取り組んできた日本のNGOから市民社会のためのエネルギー政策を提言します。また、『エネルギー[r]eボリューション』の日本シナリオを発表します。青森では6月7日、8日にG8エネルギー大臣会合及び五カ国(日・米・中・印・韓)会合が開催されます。同会合では今後のエネルギー政策が話し合われますが、エネルギーは私たちの生活に直結するものであり、市民社会からも政策を提言していくことが重要です。当日は『エネルギー[r]eボリューション』日本シナリオ(要約版)を配布予定です。

プログラム
報告:
  スベン・テスケ(グリーンピース・インターナショナル
  飯田哲也環境エネルギー政策研究所所長)
  鮎川ゆりか(2008年G8サミットNGOフォーラム副代表、気候ネットワーク理事)
  和田武(自然エネルギー市民の会代表)
  三上 亨(NPO法人グリーンエネルギー青森常務理事事務局長)
パネルディスカッション:上記スピーカー
ファシリテーター:鈴木真奈美(グリーンピース・ジャパン)